基礎は学んだけど、まだ“読めてる気がしない”あなたへ
「PL、BS、CFの用語はわかるけど、実際の決算書ってどう読むの?」
そんな悩みを解決してくれるのが、大手町のランダムウォーカー著『世界一楽しい決算書の読み方【実践編】』です。
前作で『会計の基礎知識』や『決算書の仕組み』を学んだ読者に向けて、今回は「本当に読み解ける力を身につける」ことを目的とした1冊。
実際に存在する企業の損益計算書を用いたクイズに挑戦し、財務数値の考察を通して、知識が実践力に変わっていくのを実感できます。
実際の企業の“数字の裏側”を読み解く体験型ストーリー
登場人物のディスカッション形式で進行する構成。
今回は前作よりもさらに「実務的な視点」が加わり、財務諸表の読み方がぐっとリアルになります。
「赤字なのに倒産の危険はないの?」
「どうしてこの事業を売却したの?」
そういった疑問を、自分の頭で“考えて読み解く”プロセスが魅力です。
誰におすすめ?
- すでに会計の基礎を学んだ方(簿記3級~2級レベル)
- 決算書を実際に読めるようになりたい学生・社会人
- 企業研究やIR資料の読み方を学びたい就活生
- 投資判断の軸を身につけたいビギナー投資家
読んでみた感想と学びのポイント
筆者自身も簿記2級を勉強中ですが、数字の意味を「読み取る」難しさに直面していました。
本書では、決算書に出てくる情報の裏にある「経営判断」や「ストーリー」を読み解いていく過程が丁寧に描かれていて、まさに実践トレーニングになります。
冒頭には財務諸表の基本知識もおさらいされているため、前作を読んでいない方や、時間が空いてしまった方でも無理なく入れます。
この本で“決算書が読める感覚”を体験してみませんか?

まとめ:数字から“経営の物語”を読み取る力を
『実践編』では、単に決算書の見方を知るだけではなく、数字の背景にある経営戦略や意思決定を読み取る力が養えます。
この力は、企業研究・投資判断・ビジネススキルのあらゆる場面で大きな武器になります。
「なんとなく知っている」から「情報を自在に使いこなす自分」へ。
もう一段階レベルアップを目指すあなたに、ぜひ読んでほしい実践的な一冊です。
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著者のXでも会計クイズが楽しめます!
また、前作(基礎編)については、人気YouTuber・サラタメさんが解説動画を出しており、こちらを視聴しておくことで決算書の読み方がよりスムーズに理解できるようになります。
「実践編」を読む前に、前作+動画を活用するのも非常におすすめです。
▼前作はこちら
▼動画はこちら
【サラタメ】世界一楽しい決算書の読み方 |YouTube解説動画
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